Session 1 · 2026年1月25日
怒りの丘
全体要約
キャンペーン第1回「怒りの丘」では、アズライト、ヘルム、ヤルシュカ、ライノス、ソウル=ヴァリスの一行が、ハリア・ソーントンの交易隊を護衛してファンダリンへ向かいます。
道中で白竜クライオヴェインと遭遇し、その圧倒的な力と奇妙な価値観を目の当たりにします。ファンダリン到着後は、村外れに住む薬師を避難させる依頼を受けますが、目的地にはマンティコアが居座っていました。今回は戦闘開始直前の偵察場面で終了します。
セッションの流れ
1. ファンダリンへの護衛任務
一行は、ネヴァーウィンター方面からファンダリンへ物資を運ぶ交易隊の護衛として雇われています。雇い主は、ファンダリン鉱夫交易所を取り仕切るハリア・ソーントンです。
ファンダリン周辺では、最近現れた白竜によって情勢が不安定になっており、村への物資輸送も重要な仕事となっていました。また、ソウル=ヴァリスはハリアの身のこなしから、彼女が裏社会と何らかの関係を持つ人物ではないかと感じ取ります。
2. クライオヴェインの出現
ファンダリンが見え始めたころ、上空から白竜クライオヴェインが現れます。
クライオヴェインは、瀕死となったオークの戦闘酋長「青雷のガーダン」の上半身を落とし、彼を勇敢な戦士として称賛しました。ガーダンは降伏後も竜にしがみついて時間を稼ぎ、仲間を逃がそうとしていたようです。
クライオヴェインは自らを「傲慢を目指す冷たき竜」と名乗り、より強い存在に敗れたため、この地で自分を鍛え直していると語ります。そして「獣の王」に続き、次は人間の王と戦いたいとして、一行にその居場所を尋ねました。
一行は不用意に戦闘を起こさず、クライオヴェインは自分がソード山脈にいることを告げて飛び去ります。この遭遇によって、白竜が単なる獣ではなく、戦士の誇りや「王」との勝負に執着する存在であることが示されました。
3. 青雷のガーダンの最期
瀕死のガーダンは、自分が身につけていた宝石を報酬として一行に譲り、その代わりに首飾りに下げていた頭蓋骨を部族の戦士へ届けてほしいと頼みます。
一行は依頼を受け、ガーダンを埋葬します。この遺品の返却は、今後オークの部族と接触するきっかけになりそうです。
4. ファンダリンへの到着
交易隊は無事にファンダリンへ到着し、一行は護衛料として各自10gpを受け取ります。
ファンダリンは鉱山開発を目的とした小さな入植地で、ストーンヒルの宿屋、交易所、商館、タイモーラを祀る施設などがあります。一行は宿屋の主人トブレン・ストーンヒルや、幸運の女神タイモーラに仕えるシスター・ガラエルと知り合います。
トブレンからは、白竜が村の近くに出現したという話を初めて聞いたと驚かれます。一行が遭遇したことで、クライオヴェインの活動範囲がファンダリン周辺にまで広がっていることが村人にも伝わりました。
5. 臆病な町長と三つの問題
町長ハービン・ウェスターは、白竜を恐れて一週間ほど家に閉じこもっており、一行とも扉越しに話します。
彼が抱えていた問題は、主に次の三つでした。
- 村外れに住む薬師をファンダリンへ避難させる
- ドワーフの山師たちを呼び戻す
- ノームたちへ危険を知らせる
一行はまず、村の薬や治療を支えている薬師の避難を優先します。
6. 怒りの丘への依頼
薬師は村から離れた丘に住み、薬の調合だけでなく、周辺の森や怪物についても詳しい重要人物でした。
ハービンとトブレンは、白竜が現れた現在、彼女を村外に残しておくのは危険だと判断しています。一行の任務は、単に様子を見ることではなく、薬師を説得してファンダリンへ連れ戻すことです。
しかしハービンは、丘の周囲にマンティコアがいるため、自分では近づけなかったと告白します。依頼は「マンティコアを倒せ」というものではなく、あくまで薬師の安全を確保して避難させることでした。
7. マンティコアの偵察
一行はライノスを代表者に選び、準備を整えて丘へ向かいます。アズライトは使い魔のフクロウを上空へ飛ばし、ヤルシュカは本隊から約100メートル先行して偵察しました。
丘に到着すると、防壁付近にライオンのような姿をしたマンティコアを発見します。偵察の結果、この個体は想像していたより小さく、経験の浅い若いマンティコアらしいことが分かります。
ヤルシュカはマンティコアを避けて丘の反対側へ回り込み、遺跡や石碑を調査します。しかし薬師側にはその行動を察知されていたらしく、詳しい交渉やマンティコアへの対処に入る直前でセッションは終了しました。
今回示された主な伏線
クライオヴェインの目的 白竜はこの地域を単に縄張りにしているのではなく、強者との戦いによって自らの「傲慢」を鍛えようとしています。彼が語った「獣の王」や「人の王」が、今後どの人物や怪物を指すのかが重要になります。
オーク部族とのつながり 青雷のガーダンから預かった頭蓋骨を返すことで、一行はクライオヴェインに襲われたオーク部族と関わる可能性があります。
白竜による生態系の混乱 クライオヴェインに追われた怪物たちが、本来の縄張りを離れて人里へ近づいている可能性があります。丘に現れた若いマンティコアも、その影響を受けていることが示唆されます。
一文でまとめると
物資護衛としてファンダリンを訪れた一行が、白竜クライオヴェインと瀕死のオーク酋長に遭遇し、村の薬師を救出するため、若いマンティコアが居座る怒りの丘へ向かったキャンペーン導入回です。